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バンコク・中華街に位置し、かつての日本人沈没の聖地だったジュライロータリーの今と立ちんぼ

2026年2月15日日曜日

タイ旅行エッセイ

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バンコク・中華街(ヤワラート)の北側に位置する「ジュライロータリー(正式名称:22 July Circle)」。ここは、かつて日本人バックパッカーの「沈没の聖地」として悪名高き、しかし愛された場所でした。

1. 「ジュライ(7月)」に刻まれた歴史

この円形広場は、1917年7月22日に当時のシャム(タイ)が第一次世界大戦へ参戦し、ドイツ・オーストリアに宣戦布告したことを記念して造られました。ラマ6世による都市計画の一環で、勝利を象徴する放射状の道路が広がる欧州風の設計がなされた歴史的な遺構です。


2. 日本人の沈没宿

1970年代から90年代にかけては、広場を囲む「ジュライホテル」や「楽宮大旅社」が日本人旅行者の巣窟となりました。



混沌の風景: 1泊数十バーツの安宿に沈没する若者たち、そして路地裏に立つ多くの「立ちんぼ(路上売春婦)」。麻薬中毒者や浮浪者がたむろする退廃的な空気感は、当時のバックパッカー文学の定番でした。


【宿泊レポ】W22 バイ ブラサリ ホテル ~ジュライロータリー近くの旧台北大旅社~【ホテル】

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3. 今も路上に立ち続ける「立ちんぼ」

時代が変わり、伝説の安宿が閉鎖された今も、ジュライロータリーの「闇」は消えていません。

消えない路上売春: 浄化作戦で減少したとはいえ、「立ちんぼ」は現在もこのエリアに存在し続けています。 日中は年齢が高めの女性がぽつりぽつりと座っていますが、夜になると路上には、若い女性たちが集まり、値段は500バーツから700バーツで、日常として繰り返されています。

4. すぐ近くに現れた異空間「ソイナナ」

国鉄MRT・フアランポーン駅から徒歩圏でしたが、MRTワットマンゴーン駅ができて、アクセスが良くなると、中華街(ヤワラート)は一変しました。

ロータリー自体が古い街並みを保つ一方で、そこから歩いてすぐの路地「ソイナナ(Soi Nana)」は、お洒落なバーストリートへ激変しました。

洗練されたバーの集積: Teens of Thailand(ジン・バー)や TEP BAR(タイ伝統楽器のライブバー)といった小綺麗で高単価なバーが並び、かつての沈没者とは無縁の、タイ人富裕層や欧米人が集まる社交場となっています。


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